旧郡山市地区
きゆうこおりやましちく
郡山盆地の中央部に位置し、東端近くを阿武隈川が北流、北端近くを逢瀬川が東流して阿武隈川に合流する。江戸時代郡山村・小原田村は奥州道中の宿場町として栄えた。大平村を除き安積郡に属し、近世初めは会津領、寛永二〇年(一六四三)から二本松藩領。大平村は田村郡に属し、会津領から同年幕府領二本松藩預地、延宝六年(一六七八)幕府直轄領、元禄一三年(一七〇〇)から守山藩領。明治九年(一八七六)郡山・小原田・大槻・富田の四ヵ村の入会原野であった大槻原が開拓され、それぞれの村から割譲され桑野村が成立。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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