早稲田神社(読み)わせだじんじや

日本歴史地名大系 「早稲田神社」の解説

早稲田神社
わせだじんじや

[現在地名]阿南町西条 早稲田

村の東、三島みしま山に鎮座する。「三代実録」貞観一五年(八七三)四月五日の条に「信濃国正六位上塩野神、和世田神」とみえる、伊那郡唯一の式外社。

祭神は貞観―慶長(八五九―一六一五)までは和世田神であり、元和二年(一六一六)三嶋大明神(大山祇神)、延宝三年(一六七五)三島大明神・八幡大菩薩となり、その後、祭神に変遷があったが、明治二八年(一八九五)倉稲魂命・大山祇命・誉田別命の三神と安定するに至った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 大山祇神 三島

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