早見村(読み)はやみむら

日本歴史地名大系 「早見村」の解説

早見村
はやみむら

[現在地名]諫早市早見町

有喜うき村の南西に位置し、たちばな湾に臨む。天正一五年(一五八七)深堀純賢が京都・大坂商人に海賊的行為をしたとして訴えられ、豊臣秀吉により没収された深堀領のうちとされる(「深堀系図証文記録」佐賀県立図書館蔵)。同年毛利吉成および鍋島信生の知行となり、のち純賢は深堀領を安堵されるが(「深堀茂宅由緒」同館蔵)、文禄・慶長の役で戦功があった深堀筆頭家老の深堀猪之助が早見村六一石余を与えられたという。近世は諫早郷に属し、肥前佐賀藩家老深堀鍋島家領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android