明け渡る(読み)アケワタル

デジタル大辞泉 「明け渡る」の意味・読み・例文・類語

あけ‐わた・る【明け渡る】

[動ラ五(四)]夜がすっかり明ける。また、雲や霧などが晴れて明るくなる。「ようやく夜が―・る」「―・った空」
[類語]明るむ明るみ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「明け渡る」の意味・読み・例文・類語

あけ‐わた・る【明渡】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 夜がすっかり明けて一面に明るくなる。また、霧、雲などが晴れて明るくなる。明け離れる。
    1. [初出の実例]「ともしするほぐしの松も消えなくにとやまの雲のあけわたるらん〈源行宗〉」(出典:千載和歌集(1187)夏・一九七)
  3. 戸、障子などがすっかり開く。全開する。
    1. [初出の実例]「御簾も障子も明渡り」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)三)

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