明るみ(読み)アカルミ

デジタル大辞泉 「明るみ」の意味・読み・例文・類語

あかる‐み【明るみ】

明るい所。
表立った所。公の場。世間。「悪事明るみに出る」
[補説]2意味で「明るみになる」と言うのは誤り。
[類語]明け渡る明るむ明かり灯火ライトともし火輝ききらめき光線光明こうみょう光輝こうき光耀こうよう光彩光芒こうぼう閃光せんこう薄明かり月明かり星明かり雪明かり川明かり花明かり街明かり窓明かりほの明るい薄明るい余光薄明かわたれ時たそがれたそがれ時残照夕明かりおぼろ微光ほのめく薄ら日ほのぼのトワイライト

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精選版 日本国語大辞典 「明るみ」の意味・読み・例文・類語

あかる‐み【明み】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形容詞「あかるい」の語幹接尾語「み」の付いたもの )
  2. 明るい所。明るいほう。
    1. [初出の実例]「あかるみへ引ずって出る仕立もの」(出典:雑俳・柳多留‐五(1770))
  3. おおやけの場所。表立った所。世間。
    1. [初出の実例]「あかるみへ出されぬものを呼びたがり」(出典:雑俳・柳多留‐二三(1789))
    2. 「総ては明(アカ)るみへ持ち出される」(出典暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉三)
  4. 明るい感じ。陽気で楽しい雰囲気。
    1. [初出の実例]「栄一の帰省は勝代が予期したやうな明るみを家の中へ齎(もたら)さなかった」(出典:入江のほとり(1915)〈正宗白鳥〉七)

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