明日の淵瀬(読み)アスノフチセ

精選版 日本国語大辞典 「明日の淵瀬」の意味・読み・例文・類語

あす【明日】 =の[=は] 淵瀬(ふちせ)

  1. ( 「古今‐九三三」の「世の中は何か常なる飛鳥川昨日の淵ぞ今日は瀬になる〈よみ人しらず〉」による ) 明日にはどう変わるかわからない、将来の成り行きがわからないということ。飛鳥川の淵瀬
    1. [初出の実例]「渡らなむ水増りなば飛鳥川あすはふちせになりもこそすれ」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)一)

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