水増(読み)みずまし

精選版 日本国語大辞典 「水増」の意味・読み・例文・類語

みず‐ましみづ‥【水増】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 河川湖沼などの水が増すこと。増水。
    1. [初出の実例]「洪水(ミヅマシ)に流れたと見えて橋が無いといふ騒ぎぢゃないか」(出典:道(1910)〈石川啄木〉)
  3. 品質が落ちるのをかえりみず、水を加えて分量をふやすこと。
  4. 実質や内容などの乏しいものを、見かけだけ良いように見せること。
    1. [初出の実例]「苛烈なリアリティはそのような風潮をうむだけに一般化され、水ましされたのである」(出典:文学読本・理論篇(1951)II ・現代日本小説〈平野謙〉)
  5. 費用や数量・分量などを実際より余分にみつもったり、請求したりすること。
    1. [初出の実例]「検挙者を水増しするといった事態には」(出典:記念碑(1955)〈堀田善衛〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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