明月院境内(読み)めいげついんけいだい

国指定史跡ガイド 「明月院境内」の解説

めいげついんけいだい【明月院境内】


神奈川県鎌倉市山ノ内にある臨済宗建長寺派の寺院。JR北鎌倉駅東方、建長寺と円覚寺の間に位置する明月谷にあり、山号は福源山、鎌倉幕府5代執権、北条時頼の持仏堂が始まりといわれる禅興寺の塔頭(たっちゅう)であったが、禅興寺は廃絶して明月院だけが残った。山ノ内上杉氏の祖、関東管領上杉憲方(のりかた)が、14世紀の終わり近くに、密室守厳(みっしつしゅごん)を開山として創建した。境内には「鎌倉十井」の一つである「瓶(つるべ)の井」や岩を掘り抜いた墓室(上杉憲方墓とされる宝篋印塔(ほうきょういんとう)を安置する)などがある。1984年(昭和59)に国の史跡に指定された。現在ではアジサイ名所として知られ、「あじさい寺」の通称がある。JR横須賀線北鎌倉駅から徒歩約10分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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