明詩綜(読み)みんしそう(その他表記)Ming-shi-zong

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「明詩綜」の意味・わかりやすい解説

明詩綜
みんしそう
Ming-shi-zong

中国,明詩の選集。清の朱彝尊 (しゅいそん) の編。 100巻。康煕 44 (1705) 年頃成立。皇帝から僧侶,外国人にいたる三千四百余人の作者の詩を集めたもの。それぞれの作品に諸家の評をつけ最後編者詩話が付されている。同じく明詩の選集である『列朝詩集』が,編者銭謙益が清朝廷から排斥されたため流布しなかったのに代って,本書が広く流行した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む