諸家(読み)ショカ

デジタル大辞泉 「諸家」の意味・読み・例文・類語

しょ‐か【諸家】

多くの家。多くの家門しょけ。
多くのいろいろな人。特に、その道の専門家・研究者として認められている人々。「諸家意見を聞く」
[類語]諸君諸子諸賢諸兄諸姉諸氏

しょ‐け【諸家】

しょか(諸家)

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精選版 日本国語大辞典 「諸家」の意味・読み・例文・類語

しょ‐か【諸家】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 多くのさまざまな家々。多くの家門。しょけ。
    1. [初出の実例]「百氏書中収夏部、諸家集裏閲秋詩」(出典田氏家集(892頃)上・早秋)
    2. 「関白殿下左右の大将、大中納言、八座七弁八省輔、諸家の侍、堂上堂下に袖を連ね」(出典:太平記(14C後)一二)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐光武帝紀・上〕
  3. 多くの人々。特に、一派を立てたり権威者として知られたりしている多くの人々。
    1. [初出の実例]「徐広を本にして諸家の説を弁じて集解と名たぞ」(出典:史記抄(1477)三)
    2. [その他の文献]〔周礼疏‐地官・大司徒〕

しょ‐け【諸家】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「け」は「家」の呉音 ) =しょか(諸家)塵芥(1510‐50頃)〕
    1. [初出の実例]「このお蝶を二十五両にてかかへ、諸家(ショケ)へ立いらせて祝義をもらはせ」(出典:人情本春色梅児誉美(1832‐33)後)

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普及版 字通 「諸家」の読み・字形・画数・意味

【諸家】しよか

諸人

字通「諸」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の諸家の言及

【雑色】より

…古くは公民の最下部に属して賤民に近い品部(しなべ)・雑戸(ざつこ)を指す階級身分の語と解する説が行われたが,それは正確ではなく,書算など才技のある白丁(はくてい)が官人に出身する一つの経路でもあった。 律令制下の雑色としては諸司雑色,諸国雑色,諸家雑色などがある。諸司雑色は四等官の下部に属した判補の職で,課役を免除され,考課によって舎人(とねり),史生(ししよう)に任ずる道も開かれていた。…

※「諸家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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