昏昧(読み)こんまい

精選版 日本国語大辞典 「昏昧」の意味・読み・例文・類語

こん‐まい【昏昧】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あたり一帯が暗いこと。くらやみ。〔伊呂波字類抄鎌倉)〕〔左思‐呉都賦〕
  3. おろかで道理がわからないこと。心の暗いこと。暗愚蒙昧(もうまい)
    1. [初出の実例]「雪峰の昏昧は、諸人とひとしといへども、雪峰の伶利は、諸人のおよぶところにあらず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行持上)
    2. [その他の文献]〔潘岳‐蛍火賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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