星居山(読み)ほしのこやま

日本歴史地名大系 「星居山」の解説

星居山
ほしのこやま

三和町・神石町境に位置し、郡内一の高峰。標高八三五メートル。近世には「星攀山」と記し、「西備名区」は「此山近郷の高山にて竜山、簸山に亜く、此峰より雲伯の山々眼下に見へ渡れり、嶺に堂宇あり、福一満虚蔵菩薩を安置す、正月十四日法式あり、貴賤群参して市をなせり」と記す。山頂からは瀬戸内海を望むこともできる。

古くから神聖視され、信仰の対象として崇敬されたらしく、大化元年(六四五)この山に天から光るものが降りるという霊異があり、孝徳天皇は役小角にこれを見届けさせただけでなく自らも登山、ついで聖武天皇も行基とともに登詣したという伝説がある(「星居山由来記写」重松文宏氏蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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