竜山(読み)たつやま

日本歴史地名大系 「竜山」の解説

竜山
たつやま

高砂市のほぼ中央部、法華山谷ほつけさんたに川右岸にある。山頂の標高は九二・四メートルであるが、尾根伝いにある伊保いほ山・宝殿ほうでん山の山塊を含む丘陵全体の総称である。流紋岩質凝灰岩からなり、加工しやすい石材質のため竜山石の産地として古くから知られていた。竜山石を用いた古墳時代の遺跡は当丘陵だけでも竜山古墳群(一号―六号墳)伊保山にあった天磐舟といわれる舟形石棺の蓋石(県指定文化財)石の宝殿いしのほうでん(県指定史跡)など数多くあり、県内はもとより大阪府・奈良県・岡山県など広い範囲に分布するといわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の竜山の言及

【ソウル】より

…また,1925年には南山中腹に朝鮮神宮が建てられ,参拝が強制された。しかし現実には,官庁や企業では幹部を日本人が独占するなど朝鮮人を差別し,南郊の竜山などに日本人町をつくって朝鮮人とはかけはなれた生活を営んだ。こうして京城は植民地統治の中枢としての機能が強まっていったが,朝鮮人の反発も大きく,高宗の葬儀を契機として1919年3月1日,鍾路街のパゴダ公園での独立宣言発表を皮切りに朝鮮全土に三・一独立運動が広まった。…

※「竜山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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