春澄高子(読み)はるずみのこうし

朝日日本歴史人物事典 「春澄高子」の解説

春澄高子

生年生没年不詳
平安前期の内裏女房,参議従三位春澄善縄の娘。名は「たかこ」とも。清和天皇以下5代の天皇に仕えた。貞観10(868)年従五位下。15年掌侍在任,従五位上。元慶1(877)年藤原高子皇太夫人となるにおよび,同名をはばかって名を洽子と改める。和歌にすぐれ,『古今集』に入集。承平1(931)年まで在任。典侍,従三位。

(谷口美樹)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「春澄高子」の解説

春澄高子 はるずみの-こうし

?-? 平安時代前期-中期女官
春澄善縄(よしただ)の娘。陽成天皇即位にともない皇太夫人となった藤原高子との同名をさけ,貞観(じょうがん)19年(877)洽子(こうし)(「あまねいこ」ともよむ)と改名。従三位,典侍。「古今和歌集」に和歌1首がおさめられている。

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