昨日今日(読み)キノウキョウ

デジタル大辞泉 「昨日今日」の意味・読み・例文・類語

きのう‐きょう〔きのふけふ〕【昨日今日】

昨日と今日。
つい最近。このごろ。「昨日今日に始まったことではない」

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精選版 日本国語大辞典 「昨日今日」の意味・読み・例文・類語

きのう‐きょうきのふけふ【昨日今日】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 昨日と今日。昨日または今日。前の日とその当日。
    1. [初出の実例]「伎能布家布(キノフケフ)君に逢はずてするすべのたどきを知らに哭(ね)のみしそ泣く」(出典万葉集(8C後)一五・三七七七)
  3. まだ日が浅いさまをたとえる。つい最近。近頃。昨今。
    1. [初出の実例]「昨日けふ御門(みかど)のの給はんことにつかん、人ぎきやさし」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
    2. 「昨日今日(キノフケフ)にはじまったことではないが」(出典:化銀杏(1896)〈泉鏡花〉一五)
  4. 期日が身に迫り、猶予のないことをたとえる。時が切迫しているさまにいう。
    1. [初出の実例]「つひにゆく道とはかねてききしかどきのふけふとはおもはざりしを〈在原業平〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑上・八六一)

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