昨非今是(読み)サクヒコンゼ

デジタル大辞泉 「昨非今是」の意味・読み・例文・類語

さくひ‐こんぜ【昨非今是】

陶淵明帰去来辞」の「実の途に迷うこと其れ未だ遠からず、今の是にして昨の非なるを覚りぬ」から》昨日は非と思ったことが、今日は是と思われること。境遇が変わったために、考え方もすっかり変わってしまうことのたとえ。今是昨非。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「昨非今是」の意味・読み・例文・類語

さくひ‐こんぜ【昨非今是】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「陶潜‐帰去来辞」の「寔迷途其未遠、覚今是而昨非」による語 ) 境遇や考え方が変わって、きのう悪いと思ったことがきょうは正しいと思われること。
    1. [初出の実例]「頭を回らして半生を回顧せば、昨非今是の感に堪へず」(出典:新日本史(七版)‐上(1893)〈竹越与三郎〉維新後記)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む