時の気(読み)ときのけ

精選版 日本国語大辞典 「時の気」の意味・読み・例文・類語

とき【時】 の 気(け)

  1. ある時期流行する病気。ある季節特有の流行病。はやりやまい。えやみ。時の疫(え)
    1. [初出の実例]「典楽寮。毎歳量合傷寒。時気。瘧。利。傷中。金創。諸雑薬。以擬療治」(出典令義解(718)医疾)
    2. 「大(いた)く流行(はやり)たる時疫(トキノケ)にて身まかりたり」(出典:読本近世説美少年録(1829‐32)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android