金創(読み)キンソウ

デジタル大辞泉 「金創」の意味・読み・例文・類語

きん‐そう〔‐サウ〕【金創/金×瘡】

刃物による切り傷刀傷
「左の股に受けたる―は」〈竜渓経国美談
切り傷の治療法。また、その施術者。
「とぶらひ来る中に、―の上手あり」〈咄・醒睡笑・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「金創」の読み・字形・画数・意味

【金創】きんそう

刀傷。

字通「金」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の金創の言及

【医療】より

…また仏教の大衆化も進んだが,この際,布教活動の一環として行われた救療活動は,大衆に対して専門的医療との距離を近づけた。さらに戦国時代には,外科(金創)の需要を高める。こうして一般庶民へのサービスによって生計をたてる開業医的な形式が広がっていった。…

※「金創」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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