時の簡(読み)トキノフダ

デジタル大辞泉 「時の簡」の意味・読み・例文・類語

とき‐の‐ふだ【時の簡】

平安時代宮中清涼殿殿上てんじょう小庭に立てて、時刻を示した札。時刻ごとに雑事に当たる内豎ないじゅが立て替えた。

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精選版 日本国語大辞典 「時の簡」の意味・読み・例文・類語

とき【時】 の 簡(ふだ)

  1. 平安時代、宮中の清涼殿、殿上(てんじょう)の間の小庭に立てて、時刻を示した札。「時の杙(くい)」で支え、時刻ごとに雑事にあたる内豎(ないじゅ)が立て替えた。
    1. [初出の実例]「時のふだにくひさす音す」(出典:讚岐典侍(1108頃)下)

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