普及版 字通 「晢」の読み・字形・画数・意味


11画

(異体字)
11画

[字音] セツ・テツ・セイ
[字訓] あきらか・さとし

[説文解字]

[字形] 形声
声符は折(せつ)。〔説文〕七上に「昭晢(せうせつ)、らかなり」とし、「晢に事を行ふ」という〔儀礼、士冠礼〕の文を引く。いま「質明」に作る。〔群経正字〕に〔説文〕の文を「昭晰(せうせき)、質なり」の誤りとし、昭晰とは昧爽(夜あけ)の意であるという。字はまたに作る。

[訓義]
1. あきらか、てらす。
2. さとし。
3. しろい、ひかる。

[古辞書の訓]
名義抄〕晢 アキラカナリ・サトル・テラス・シラジラシ

[語系]
晢・折tjiatは同声。折は草木を折って誓約しるしとするもので、誓zjiatと声義が近い。また哲tiatもその系統の語。哲知はまた昭の意である。

[熟語]
晢晢
[下接語]
昭晢・明晢・目晢


11画

(異体字)晢
11画

[字音] セツ・セイ
[字訓] あきらか

[字形] 形声
声符は折(せつ)。晢と字の構成要素は同じであるが、ただ晢のように哲と通用する例がなく、昭の意にのみ用いる。

[訓義]
1. あきらか。語彙は晢字条参照。

[熟語]

[下接語]
・昭・明

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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