景観論(読み)けいかんろん(その他表記)landscape study; Landschaftslehre

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「景観論」の意味・わかりやすい解説

景観論
けいかんろん
landscape study; Landschaftslehre

景観を研究する地理学上の一方法論。景観学 Landschaftskundeともいう。この立場は,人間と自然環境との関係について通則的な発見よりも,景観の発生,形態,構造の分析に努め,景観類型の基礎づけを行うことを特徴とする。 20世紀の初頭以来,特にドイツの O.シュリューター (1872~1959) ,S.パッサルゲ (1867~1958) らによって研究が進められ,のちフランス,アメリカ合衆国,日本へも普及した。地域研究の指導概念を景観におくため,可視的事象の分析には大きな成果をあげたが,地域を形づくる不可視的なものの軽視と歴史的要素を排除する傾向のため今日ではあまり関心が払われていない。

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