智勝院(読み)ちしよういん

日本歴史地名大系 「智勝院」の解説

智勝院
ちしよういん

[現在地名]糸貫町郡府

船木ふなき(上之保)山の南東端の、樹林に覆われたくわ山中腹(標高約四〇メートル)にある。山号は大慈山、曹洞宗本尊木彫の聖観音坐像。「新撰美濃志」に、正保年間(一六四四―四八)頃加納藩主戸田光重が祖母智勝院(徳川家康の妹松姫)菩提を弔うため建立し、代々の墓を築いたとみえる。戸田光重は山崎やまさき(春近村山崎か)において高九石五斗を寺領として寄せた(「桑山智勝院寺領寄進状」堀部文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android