曲宴(読み)きょくえん

精選版 日本国語大辞典 「曲宴」の意味・読み・例文・類語

きょく‐えん【曲宴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 宮廷などでの、正式でない内輪宴会
    1. [初出の実例]「五言。暮春曲宴南池、一首」(出典:懐風藻(751))
  3. きょくすい(曲水)の宴」の略。
    1. [初出の実例]「仁寿殿の西、曲宴の時」(出典:浄瑠璃・天神記(1714)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「曲宴」の読み・字形・画数・意味

【曲宴】きよくえん

王宮内苑の小宴。魏・曹植〔丁翼に贈る〕詩 吾(われ)二三子と 此の隅に曲宴す 秦箏、西氣を發し 齊瑟、東謳を揚ぐ

字通「曲」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android