曲木沢遺跡(読み)まがきざわいせき

日本歴史地名大系 「曲木沢遺跡」の解説

曲木沢遺跡
まがきざわいせき

[現在地名]郡山市西田町根木屋・富久山町堂坂

阿武隈川右岸の標高二三五―二四〇メートルの段丘上に立地する縄文時代早期―後期・平安時代の集落跡。古くから土器石器出土が知られていた。平成元年(一九八九)に発掘調査が実施され、縄文時代の竪穴住居跡三五棟(早期中葉一・前期前葉一一・中期後葉二三)・土坑一四〇基などが検出された。そのうち二八号住居跡(縄文時代中期後葉)は一辺一〇メートルの大型住居で、五五―七五センチの太さの四本の主柱と壁際に直径二〇センチ前後の支柱をもち、全長三・四メートルの複式炉が設置されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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