根木屋村(読み)ねきやむら

日本歴史地名大系 「根木屋村」の解説

根木屋村
ねきやむら

[現在地名]物部村根木屋

小浜こはま村の北東槙山まきやま川の中流域に位置する山村で、東は岡内おかのうち村。北西は山を隔てて上韮生かみにろう川沿いの五王堂ごおうどう安丸やすまるの両村。「土佐州郡志」は「根木本村・竹之内・仁井田・大屋村・須賀比村等、惣曰根木屋」と記す。延慶二年(一三〇九)三月二〇日付で大忍おおさと庄槙山と韮生山の境界を定めた政所書状(蠧簡集木屑)に「根木屋守利名内」とあり、応永二三年(一四一六)一二月五日付の沙弥道善譲状(岡内家文書)にも「ねきや壱名」とある。


根木屋村
ねぎやむら

[現在地名]郡山市西田町にしたまち根木屋ねぎや

村の南、阿武隈川中流右岸の丘陵に立地。古くは禰宜屋と記す。永禄四年(一五六一)六月二三日の熊野山新宮年貢帳(仙道田村荘史)に「八段 八百文 禰き屋」とみえ、紀州熊野速玉はやたま社に年貢八〇〇文を納めていた。天正一四年(一五八六)一〇月一三日の熊野山新宮年貢帳(青山文書)にも「百文かゝり申候八段 八百文 禰宜屋」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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