曲本村
まがもとむら
[現在地名]浦和市曲本一―五丁目・沼影一丁目・四谷一丁目・曲本
沼影村の南に位置する。荒川の沖積地上にあり、沖積作用による微高地が発達している。中世には鎌倉鶴岡八幡宮領佐々目郷に含まれたと考えられる。慶長一七年(一六一二)八月の篠目之内沼影村御検地水帳写(細淵家文書)に「まか本源左衛門」「まかもと平三郎」と曲本村の百姓の名がみえる。江戸時代を通じて幕府領であった(田園簿・改革組合取調書など)。田園簿では田四二六石余・畑一一二石余で、ほかに野銭永六〇〇文があった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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