曲管地中温度計(読み)キョクカンチチュウオンドケイ(その他表記)bent stem earth thermometer

デジタル大辞泉 「曲管地中温度計」の意味・読み・例文・類語

きょくかん‐ちちゅうおんどけい〔キヨククワンチチユウヲンドケイ〕【曲管地中温度計】

地面から30センチメートル程度までの深さの温度を測定するときに用いる地中温度計棒状水銀温度計を折り曲げ、球側の部分地中に差し込んだもの。地上に露出した部分には白い覆いをかぶせ、直射日光を防ぐ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「曲管地中温度計」の意味・わかりやすい解説

曲管地中温度計
きょくかんちちゅうおんどけい
bent stem earth thermometer

棒状温度計を球部の手前で 60°または 80°くらい曲げた地温測定用の温度計。屈曲点から球部までの長さを調節することによって,10cm,20cm,30cmなどの深さの地中温度が測定できる。地面および地中の温度を観測する水銀温度計としては,地面や地中 20cmくらいの深さまでは,この温度計を使用する。球部と目盛り部分との間が長く,その間で温度計が折れ曲がっている。

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