書几(読み)ショキ

精選版 日本国語大辞典 「書几」の意味・読み・例文・類語

しょ‐き【書几・書机】

  1. 〘 名詞 〙 書を読み、字を書くのに用いるつくえ。書案。
    1. [初出の実例]「書机塵堆睡思加 棠梨院落雨斜々」(出典:冷泉集(1569頃)見落花)
    2. [その他の文献]〔黄庭堅‐和答外舅孫莘老詩〕

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普及版 字通 「書几」の読み・字形・画数・意味

【書几】しよき

文机

字通「書」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の書几の言及

【見台】より

…斜めに書物をおいて,読むのに便利なようにした台(イラスト)。古くは正倉院に紫檀(したん)金銀絵書几(しよき)とよばれる奈良時代の書見台があり,これは肘木(ひじき)の両端に巻物をのせ,添木(そえき)に紙面をはさんで読めるくふうがなされている。見台の形が定型化したのははっきりしないが,室町時代のころとも思われ,現存の美作としては,桃山時代高台寺蒔絵(まきえ)風の東京国立博物館蔵秋草蒔絵見台,江戸初期の加賀の名工清水九兵衛作の和歌浦蒔絵見台などがあげられる。…

※「書几」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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