書遊(読み)かきすさむ

精選版 日本国語大辞典 「書遊」の意味・読み・例文・類語

かき‐すさ・む【書遊】

[1] 〘他マ四〙 =かきすさぶ(書遊)
源氏(1001‐14頃)初音「ふでさしぬらしてかきすさみたまふほどに」
[2] 〘他マ上二〙 (一)に同じ。
狭衣物語(1069‐77頃か)一「一くだりもかきすさみさせ給へる水茎の跡をば」

かき‐すさ・ぶ【書遊】

〘他バ四〙 慰みに書く。興にまかせて書く。かきすさむ。
※源氏(1001‐14頃)空蝉畳紙(たたうがみ)手習のやうにかきすさび給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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