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水茎 ミズクキ

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デジタル大辞泉の解説

みず‐くき〔みづ‐〕【水茎】

《「みずぐき」とも》
筆。
筆跡。
手紙。便り。
「―の数積もれども」〈盛衰記・三八〉

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大辞林 第三版の解説

みずくき【水茎】

〔「みずぐき」とも。「みずみずしい茎」の意。筆をそれにたとえたものか〕
筆跡。また、書かれた文字。
筆。 「涙の-に先に立つ心地して/源氏 夕霧
手紙の文。 「年を経てかく-やいづちゆくらむ/宇津保 祭の使

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

水茎
みずぐき

筆跡や手跡、消息の文や手紙、筆の意。語源には諸説あり、みずみずしい茎の意からとしたり、また昔、手紙をつけるアズサの枝をみずみずしい木とみなし、転じて筆跡、筆の意となったことからとし、また植物のコウボウムギ(別名フデクサ)の古い地下茎が筆の穂の形なので、これを切って筆としたことからなどとする説がある。いずれも平安時代以後の用法であるが、とくに「水茎」を筆、「水茎の跡」で文字・筆跡を意味する例が多い。奈良時代では「水茎の」の形で「岡」「水城(みずき)」にかかる枕詞(まくらことば)として用いられ、岡にかかる場合はミズクキの生えている岡の意により、水城(水辺の防御用土塁、水濠(すいごう))の場合は同音の繰り返しによってかかるとされている。[藁科勝之]

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