曽根沼(読み)そねぬま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「曽根沼」の意味・わかりやすい解説

曽根沼
そねぬま

滋賀県北東部、彦根市(ひこねし)にある琵琶(びわ)湖の付属湖。荒神(こうじん)山(262メートル)があるため宇曽(うそ)川の堆積(たいせき)作用が及ばなかった沼地で、もとは約0.9平方キロメートル、平均水深2.8メートルであった。1968年(昭和43)に完成した干拓工事で南半部は水田となっている。平安期には東大寺領覇流(へる)荘の地であったが、中世初期に水没した。

高橋誠一

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android