20世紀日本人名事典 「曽田範宗」の解説
曽田 範宗
ソダ ノリムネ
昭和・平成期の機械工学者 東京大学名誉教授。
- 生年
- 明治44(1911)年4月28日
- 没年
- 平成7(1995)年6月30日
- 出生地
- 新潟県柏崎市
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学工学部機械学科〔昭和10年〕卒
- 学位〔年〕
- 工学博士
- 主な受賞名〔年〕
- 日本機械学会賞論文賞〔昭和33年 37年〕,毎日出版文化賞〔昭和46年〕「摩擦の話」,紫綬褒章〔昭和50年〕,日本潤滑学会論文賞〔昭和52年 55年〕,英国機械工学協会トライボロジー金賞〔昭和56年〕,勲二等瑞宝章〔昭和56年〕,文化功労者〔平成1年〕
- 経歴
- 昭和16年東京大学助教授、24年同教授(理工学研究所)、43年東大宇宙航空研究所長、日本潤滑学会長、46年日本航空宇宙学会長、50年日本機械学会長、51年理化学研究所理事、55年同研究顧問を経て、相談役に。56年豊田工業大学客員教授。機械工学の第一人者で、専門の摩擦・潤滑の研究は世界的に知られている。国際的な潤滑学ゴールドメダルの日本人初の受賞者で、半世紀近い研究は、製鉄、自動車、鉄道輸送の分野に技術革新をもたらした。また日本潤滑学会の創設に尽力し、43年〜46年会長を務めた。平成元年文化功労者に選ばれる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報