曾爾(読み)そに

改訂新版 世界大百科事典 「曾爾」の意味・わかりやすい解説

曾爾[村] (そに)

奈良県東部,宇陀郡の村。人口1895(2010)。名張川支流の青蓮寺(しようれんじ)川上流域を占める。村域の大半は室生火山群の安山岩からなる山地で,青蓮寺川の渓谷下流香落渓(こおちだに)に対し奥香落渓といわれる景勝地をつくり,天然記念物の屛風岩,兜岩,鎧岩があって室生赤目青山国定公園に指定されている。青蓮寺川両岸の小盆地に帯状集落が広がり,中世には伊勢本街道の交通の要地として栄えた。林業が盛んで杉,ヒノキの良材を産し,みがき丸太の製造が行われる。農業では冷涼な気候を利用したトマトの抑制栽培が盛んであり,工業ではスリッパ製造と縫製が行われる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 松原

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む