精選版 日本国語大辞典 「月不足」の意味・読み・例文・類語
つき‐たらず【月不足】
〘名〙
※栄花(1028‐92頃)峰の月「今年はかうただならぬ人、月たらずなどして、皆事事も誤るなれば、いかにいかにおはしまさん」
② (転じて) 物事が十分に熟していないこと。間の抜けた者のたとえ。
③ 間男(まおとこ)の子を産むこと。また、その子。
※雑俳・末摘花(1776‐1801)三「旅のるすまあにして置く月たらず」
つき‐ぶそく【月不足】
〘名〙 =つきたらず(月不足)①
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