月世界征服

世界大百科事典(旧版)内の月世界征服の言及

【SF映画】より

…その理由として,宇宙開発の急速な進展が大衆の想像力を刺激したことや,1947年以来のUFO目撃者の急増,マッカーシー旋風(マッカーシイズム)のあおりで〈コミュニストの脅威〉が社会的な強迫観念にまで高まったこと(ロラン・バルトが《神話作用》でいうように,〈円盤は,ソビエトの未知の何か,他の惑星と同じように明白な意図の知られていない世界からやってくるのだと仮想されていた〉),さらに,広島への原爆投下以来,核兵器の脅威と世界滅亡の予感がアメリカ社会一般に広がり始めたことなどがあげられる。 50年,ハンガリー生れの人形アニメーション作家G.パル(1908‐80)が劇映画に進出し,SF作家R.ハインラインの協力(原作および共同脚本)を得て,テクニカラーによる特撮もの(人形アニメーション併用)《月世界征服》(1950。I.ピシェル監督)をイーグル・ライオンで製作し,SF映画としては空前のヒットとなった。…

※「月世界征服」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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