デジタル大辞泉 「月夜に釜を抜かれる」の意味・読み・例文・類語 月夜つきよに釜かまを抜ぬかれる 明るい月夜に釜を盗まれる。ひどく油断することのたとえ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「月夜に釜を抜かれる」の意味・読み・例文・類語 つきよ【月夜】 に 釜(かま)を抜(ぬ)かれる 明るい月夜に釜を盗まれる。はなはだしい油断のたとえ。月夜に釜。[初出の実例]「男はらたつれども、かねわたしてのち壱物もかへされず、月夜にかまぬかれたる如く也」(出典:浮世草子・好色床談義(1689)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ことわざを知る辞典 「月夜に釜を抜かれる」の解説 月夜に釜を抜かれる 明るい月夜に大切な釜を盗まれてしまう。そんなことはあり得ないと思い、はなはだしく油断してしくじることのたとえ。また、油断して被害をこうむりながら、どんな状況なのか、よくのみこめず、間の抜けた顔をするたとえ。 [解説] かつて釜は、今日とは比較にならないほど高価で、大切なものでした。「抜く」は、盗む。現代ではいささか理解しにくいものとなっていますが、以前は、東西のいろはかるたにも採用され、広く親しまれていました。 〔異形〕月夜に釜 出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報