月崇拝(読み)つきすうはい(その他表記)moon worship

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「月崇拝」の意味・わかりやすい解説

月崇拝
つきすうはい
moon worship

月に対する信仰は古くから世界に広く分布した。特にその満ち欠けの現象は早くから注目されており,時を数える尺度とされた。また死と復活,女性の生理,生殖などと結びつけられて,月をあがめる習俗や神話を生んだ。さらには,月にみられる斑点をうさぎの餅つきや水汲み女の姿にみなし,ここにも多くの神話,伝説が結びついている。日本の「記紀」ではツキヨミノミコト (月読尊)と神格化されており,この神を祭神とする神社が伊勢市など数ヵ所にある。月食の現象にも関心が払われ,多くは天変の前兆として恐れられた。月を信仰対象とする行事には,月見や月待ちがある。

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