月長楕円極軌道(読み)ツキチョウダエンキョクキドウ

デジタル大辞泉 「月長楕円極軌道」の意味・読み・例文・類語

つき‐ちょうだえんきょくきどう〔‐チヤウダヱンキヨクキダウ〕【月長×楕円極軌道】

を周回する探査機などがとる軌道の一つ。公転面を地球に向け、月の両極上空を通るハロー軌道一種であり、両極のいずれか一方の方向に長い楕円軌道を描く。重力的に安定しており、軌道投入・維持のための燃料消費が少ない。アルテミス計画において、月と地球との往還の有人拠点となる宇宙ステーションでの利用が検討されている。近直線ハロー軌道NRHO(near rectilinear halo orbit)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android