有う事かあるまい事か(読み)あろうことかあるまいことか

精選版 日本国語大辞典 「有う事かあるまい事か」の意味・読み・例文・類語

あろ【有】 う 事(こと)かあるまい事(こと)

  1. ( 「あってよい事か、いけない事か」の意から ) なんということか。とんでもないことだ。
    1. [初出の実例]「有(アラ)ふことかあるまい事(コト)か〈略〉大坂中の豆腐屋敷金をして、豆腐かすを買ひ込み」(出典:開化自慢(1874)〈山口又市郎〉初)
  2. ( 「ありそうなことか、なさそうなことか」の意から ) まったく不思議なことだ。
    1. [初出の実例]「あらふ事かあるまい事か、夜半時分に寝所から出て、いざさらば、雪見にころぶ所迄とは、翁の名句」(出典:談義本・教訓雑長持(1752)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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