あらぬ様(読み)あらぬさま

精選版 日本国語大辞典 「あらぬ様」の意味・読み・例文・類語

あらぬ 様(さま)

  1. 事実とは違っているさま。今までのあたりまえの状態とは変わった様子
    1. [初出の実例]「御たたう紙にいたうあらぬさまに書きかへ給ひて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)
    2. 「かくて御髪(ぐし)〈略〉下しはてさせ給ひて、あらぬさまにておはします」(出典栄花物語(1028‐92頃)岩蔭)
  2. 望ましくない様子。不都合なさま。思いもよらぬ姿。
    1. [初出の実例]「なき人の跡をだにとて来てみればあらぬさまにも成りにけるかな〈慶暹〉」(出典:新古今和歌集(1205)哀傷・八一九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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