有坂紹蔵(読み)アリサカ ショウゾウ

20世紀日本人名事典 「有坂紹蔵」の解説

有坂 紹蔵
アリサカ ショウゾウ

明治〜昭和期の考古学者,海軍造兵中将 東京帝大教授。



生年
慶応4年1月11日(1868年)

没年
昭和16(1941)年1月19日

出生地
東京・牛込(現・東京都新宿区)

学歴〔年〕
東京帝大工科大学〔明治23年〕卒

学位〔年〕
工学博士(東京帝大)

経歴
明治35年東京帝大工科大学教授となり、昭和15年名誉教授。海軍造兵中将を兼任し、フランス式海軍砲を考案。少年時代から考古学が好きで、明治16年向丘貝塚(現・東京都文京区弥生町)を発見、17年3月坪井正五郎らと同貝塚を調査、縄文式土器と異なる弥生式土器を発見した。この土器は東京大学理学部人類学科に保存されている。著書に「兵器沿革図説」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android