デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「有子」の解説 有子 ありこ ?-? 平安時代後期の女性。厳島(いつくしま)神社の内侍(ないし)(巫女(みこ))。「源平盛衰記」によれば,16歳のころの治承(じしょう)年間(1177-81)に厳島にきた内大臣徳大寺(藤原)実定から歌1首をおくられた。のち実定をしたって京都にいき,摂津住吉(大阪府)の沖で「はかなしや浪の下にも入りぬべし月の都の人やみるとて」の歌をのこし入水(じゅすい)したという。 有子 ゆうし ⇒ありこ 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例