有栖川裂(読み)ありすがわぎれ

精選版 日本国語大辞典 「有栖川裂」の意味・読み・例文・類語

ありすがわ‐ぎれありすがは‥【有栖川裂】

  1. 〘 名詞 〙 ( 有栖川宮家の所蔵であったところからいう ) 名物裂の一つ。種類は数十に及び、多くは太い綿糸、まれには絹糸で織った、えんじ、濃藍または、花色の錦。中国、明の成化(一四六五‐八七)頃の製とも、また、オランダ製ともいう。茶家茶入れの袋に用いる。有栖川錦

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む