茶入れ(読み)チャイレ

デジタル大辞泉 「茶入れ」の意味・読み・例文・類語

ちゃ‐いれ【茶入れ】

茶を入れておくための容器。特に茶の湯で、濃茶こいちゃ用の抹茶を入れる容器。主に陶器で、形も肩衝かたつき茄子なす文琳ぶんりんなど種々の形がある。薄茶うすちゃには多く漆器・木地物きじものを用い、なつめ中次なかつぎなどの名がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「茶入れ」の意味・わかりやすい解説

茶入れ
ちゃいれ

茶道具一つ濃茶を入れる陶製小壺江戸時代までは茶道具のなかで最も尊重された。濃茶点前 (てまえ) に用い,通常,象牙製のふたをかぶせ,高級な織物で作った袋で包む。産地形態などによって 100種類近くに分類される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android