有氏神社(読み)ありうじじんじや

日本歴史地名大系 「有氏神社」の解説

有氏神社
ありうじじんじや

[現在地名]神泉村下阿久原

秩父瀬ちちぶせの北北東にあたる神流かんな川右岸の河岸段丘に位置する。児玉党の祖有道惟行(遠峯)を祀ると伝える。「風土記稿」は祭神不詳、「郡村誌」は草葺不合尊を祀るとするが、この地は児玉党ゆかりの地で、氏子は児玉党の党祖を祀る神社としている。地元では有氏を「アルジ」とよび、祭日に行われる祭をアリッツァマの祭とよんでいる。この祭は有氏神社の盤台祭(県指定無形民俗文化財)と称し、正徳三年(一七一三)頃から始められていたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android