有泉村(読み)ありずみむら

日本歴史地名大系 「有泉村」の解説

有泉村
ありずみむら

[現在地名]植木町有泉

古閑こが村の南西岩野いわの山の東、よこ山の北、古閑川の西岸にある台地縁辺の村。岩野村道・亀甲かめこう村道が通る。慶長九年(一六〇四)九月の検地帳では田二〇町八反九畝余・畠四四町四反余、分米五二四石一斗余、名請人延数七二人で、そのなかに帯刀・内記・左京・掃部・舎人などの中世的名乗のほか正法寺・泉福寺・神主などがみえる。近世は正院手永に属し、「国誌」に「出目ト云小村アリ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 イチビ 溜池

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android