有目(読み)ありめ

精選版 日本国語大辞典 「有目」の意味・読み・例文・類語

あり‐め【有目】

〘名〙
① ありのまま。現に、見たままの状態。また、一定意図もとに調査された状況、事態
高野山文書‐明徳三年(1392)六月日・隅田南庄・供僧契状「遂内検、任有目、可支配事」
※玉塵抄(1563)三七「和尚などはかざらぬありめに物を云者ぞ」
② 采賭博(さいとばく)での采の目の合計
随筆独寝(1724頃)下「四つぼは、ありめを引くによりてひきや、引じく、引なななどの名あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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