有納村(読み)ありのうむら

日本歴史地名大系 「有納村」の解説

有納村
ありのうむら

[現在地名]賀陽町上竹かみたけ

室納むろのう村の西にあり、宇甘うかい川の最上流部に広がるほか、分水嶺を越えて佐与谷さよだに川の上流部猿目さるめ水砂みざこなどの集落も含む。正保郷帳では竹庄たけのしよう村に含まれ、枝村に水迫みざこ村がある。元禄八年(一六九五)の旧松山領新高帳(羽場文書)に竹庄有納村とみえ、古高八九一石余・新高一千七〇石余。庄屋は天保期(一八三〇―四四)から松山藩士の森氏が務めたが、「備中村鑑」では妹尾氏となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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