20世紀日本人名事典 「有賀長文」の解説 有賀 長文アルガ ナガフミ 明治・大正期の財界人 三井合名常務理事。 生年慶応1年7月7日(1865年) 没年昭和13(1938)年9月11日 出生地摂津国(大阪府) 学歴〔年〕帝国大学法科大学政治学科〔明治22年〕卒 経歴明治22年法制局試補となり、貴院書記官、農商務省工務局長を務め、31年辞任。欧米漫遊後の33年井上馨の秘書となり、35年井上の推薦で三井同族会理事に就任、42年三井合名理事、大正11年常務理事となった。ほかに王子製紙、日本製鋼所、三井信託、三井生命、北海道炭礦汽船などの重役を兼任、“三井の宮内大臣”といわれた。昭和10年常務理事を辞め相談役、11年相談役も辞任した。日本工業倶楽部専務理事、日経連常務理事も務めた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「有賀長文」の解説 有賀長文 あるが-ながふみ 1865-1938 明治-昭和時代前期の実業家。慶応元年7月7日生まれ。有賀長雄の弟。農商務省工務局長をつとめたのち,明治35年井上馨(かおる)の推薦で三井家同族会理事となる。のち三井合名常務理事。三井系の会社の重役を兼任し,「三井の宮内大臣」といわれた。昭和13年9月11日死去。74歳。大坂出身。帝国大学卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by