朗月(読み)ロウゲツ

デジタル大辞泉 「朗月」の意味・読み・例文・類語

ろう‐げつ〔ラウ‐〕【朗月】

明るく澄み渡った月。
「常は―を望み、浦風うそぶき」〈平家・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「朗月」の意味・読み・例文・類語

ろう‐げつラウ‥【朗月】

  1. 〘 名詞 〙 明るく澄みわたった月。
    1. [初出の実例]「天涯馬踏浮雲影、山裡猿啼朗月光」(出典:文華秀麗集(818)上・春日餞野柱史奉使存問渤海客〈巨勢識人〉)
    2. 「朗月を望み浦風に嘯き」(出典:平家物語(13C前)三)
    3. [その他の文献]〔魏文帝‐与呉質書〕

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普及版 字通 「朗月」の読み・字形・画数・意味

【朗月】ろう(らう)げつ

明月。清・阮元〔浙江杭州西湖、平湖秋月〕楹聯 地、重ねて新たなり 紅中、楊陰裏に在り 、昔よりす 長天一色 に當るを看る

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